『ブラキシズム』〜こわーい歯ぎしりのお話〜

こんにちは😀仙台市太白区大野田にある「とみざわ駅前歯科」サポーターの西田でっす♫

お盆を過ぎましたが、まだまだ暑さが続いていますね(^◇^;) 汗っかきの西田は、外を歩くと100メートルくらいでぐっしょりです💦

さて、前回の「クレンチング〜食いしばり〜」に続いて、似たもので「ブラキシズム〜歯ぎしり〜」についてお話しますね✨

うちの娘たちが小さい頃、ギリギリと大きな音を立てて歯ぎしりをしていたことを思い出します。そんなお子さんは結構多いのではないでしょうか?!

実は、小児(歯が生え始めた頃から中学生くらいまで)の歯ぎしりは生理現象でもあるんです。

次に生えてくる歯の位置や成長に伴う噛み合わせの変化に順応するためのもので、そんなに心配はないんです。(ただ、歯がかなり削れてしまうような強い歯ぎしりの場合は、歯科医院にご相談くださいね。)

 

やはり、心配なのは。。。大人の歯ぎしり

ブラキシズムです!!

上下の歯をこすり合わせる習癖で、主に睡眠時に起こる「睡眠時ブラキシズム」と起きている間でも無意識のうちに歯ぎしりをしてしまうこともあり、これを「覚醒時ブラキシズム」と呼ばれています。

 

歯ぎしりをしてしまうとどんなことが起こるのでしょうか??

・歯のすり減り

・歯周病

・知覚過敏

・歯の被せた冠の脱離や破損

・歯や歯の根の破折

・咀嚼筋や顎関節への負荷による顎関節症,頭痛など

 

怖いですね。。。😣

 

歯ぎしりの原因として考えられるものは

⇨ストレス,遺伝,交感神経活動の亢進,睡眠途中の覚醒不明などが言われていますが、不明点もあります。また,薬物が原因の一つになるケースもあるようです。

臨床では、ストレスが原因と疑うケースが多いように思います。ストレスマネジメントが大切になってきます。

 

歯科で行われる治療としては、代表的なものに

「マウスピース(スプリント)」(歯列全体を覆うプラスチック製のもの)があります!

歯ぎしりの抑制、顎や顎関節などの組織を保護する目的で使用されます。

調整や定期的なチェックが必要になります。

 

また、一部の歯にだけ大きな力が加わり,歯周病などの進行に影響があると判断された場合は、過剰な力が加わらないようにかみ合わせを調整するなどの対策をとることがあります。(咬合調整)

 

そして、「覚醒時ブラキシズム」においては、患者さん自身に意識してもらうことが大切になります。食事や会話など以外の日常では、上下の歯が接触しない状態をキープしていただくなど、努力も必要になります。

 

クレンチングやブラキシズムで過剰な力の負担がかかることによって、大切な歯が悪くならないよう注意しましょう。特に、ブラキシズムは家族や親しい人から指摘されて気づくことが多いものです。もし、そんな指摘があったら、迷わず歯科の受診をおすすめします。