こんにちは、衛生士の富岡です⛄️
2月中旬は仙台市でも積雪がありましたね。私の地元では雪が膝上まで積もることが多かったので雪が少なくて、少し寂しく思います。雪が多いと雪かきが大変になるので、そこは良かったなと矛盾しています😅
2月の待合室です。
さて今回は唾液の分泌についてお話しします。
みなさんはお口の中が乾くなぁと感じたことはありますか?
唾液は1日1〜1.5L分泌されます。分泌量が減少してしまう理由としては年齢やお薬の副作用、病気などがあげられます。お口の中が乾燥しやすくなるのは仕方ないことかもしれません。ですが、お口の中が乾燥すると色々な菌が繁殖してしまい他の病気に罹患してしまいやすくなるため、予防しなければいけません。
お口の乾燥を予防するには、唾液の分泌を促進する方法が一番です。簡単なので、毎日気軽に実践してみましょう。
①唾液腺マッサージ
大きな唾液腺がある場所を指でマッサージして、唾液を出します。
1. 耳下腺(じかせん)
耳たぶの下で、頬骨のでっぱりのすぐ内側を人差し指から小指までの4本の指を頬にあて、上の奥歯あたりを回してマッサージします。
2.顎下腺(がっかせん)
下顎の左右の骨のそれぞれの中央のすぐ内側、顎骨のでっぱりから3センチほど内側を親指を使って押します。
3.舌下腺(ぜっかせん)
舌の付け根の真下で1ヶ所、両手の親指を揃え、顎の真下から舌をつきあげるようにゆっくりグッと押します。
マッサージの仕方に決まりはありませんが、食前がオススメです。テレビを見ながらや好きな音楽に合わせてリラックスしてやってみましょう。
痛くない程度の力で3分ほどして、唾液が出てきたことを実感できればOKです。
②口の周りの筋肉トレーニング
「イー、ウー」の口の動き
「イー」は前歯が見えるように。「ウー」は口先に力を入れて口を突き出す形でやってみてください。
③舌鳴らし(ポッピング)
舌先を上の前歯の付け根(スポット)に3秒ほど押し付けてから、舌を鳴らして下さい。
舌を動かすことが大切ですので、うまく舌打ちができないという方はとにかく舌を動かしてみて、唾液を出してみて下さい。
④昆布で唾液の分泌促進
家庭にあるダシ昆布を1~2cmくらいの大きさに切って口の中に入れておいて下さい。口の中で転がせば、効率良く唾液が出てきます。
口はダシ昆布を異物として認識し、キレイな唾液を分泌し、口にものを入れるので、自然に鼻呼吸にもなり口呼吸の予防にもなります。
※ガムでも同じような効果が期待できます。ノドに詰まらせないように注意して下さいね。
⑤口呼吸を治すひょっとこ顔
ドライマウスの原因となる口呼吸、口の周りの筋肉(口輪筋)を鍛えましょう。唇をすぼめて前に思いっきりにゅーっと突き出してひょっとこ顔にします。そのまま、唇を左右にゆっくり移動させます。同じ動作を続けているうちに口呼吸が矯正されます。