歯の矯正治療について

こんにちは!
仙台市太白区大野田とみざわ駅前歯科、院長の相澤です。

最近、めっきりと気温が下がっていますね。
あっという間に秋が終わり、冬到来です。

 

今回の歯の豆知識ですが歯の矯正治療について説明させていただきます。
一般治療を手掛ける歯科医師としての見解になりますので、参考にして下さい。

 

歯の矯正、当院では手掛けてはいない治療になるので基本的には矯正専門医に紹介させていただいています。
歯の矯正は専門性が高く、一般治療の傍らで行うのは難しいと考えるためです。
(症例によってはその限りではないと思います、あくまで私自身の考えです)

 

さて、私が子供の頃は歯の矯正は子供が行うもの、というのが流れでした。
現在では年齢を問いません。
大学生、お子さんのいる方、お口の中の状況が良ければ定年退職された方でも矯正治療は行うことができます。

ただ、小児期の生え変わりの時期に、将来的に矯正治療が必要になりそうな方は診断を受けておくことはメリットは大きいと感じます。
生え変わりの時期は顎の大きさ、成長が不十分なため歯並びは乱れがちです。
矯正治療が必要になるのかどうかの判断が必要です。
その結果経過観察、しっかり生え変わってから判断しましょうということも多いです。
顎の成長で歯並びの乱れが解消されることも期待できます。

 

治療が必要になる場合でも、生え変わりの時期に開始した方がいい場合と、しっかり生え変わってから開始する場合があります。
これは、骨格的な理由でかみ合わせに問題が生じ、解消できない可能性を考えるためです。
「骨格に問題があれば、歯の並びは解決できても、かみ合わせは治せない」学生時代の教授の言葉で頭に残っています。
歯の矯正は歯並びとかみ合わせの治療なのです。
つまりこのようなケースでは外科的な手術を行う必要があるかもしれないということです。

 

 

今は矯正治療の方法も様々です。

歯の表面に金具をつけてワイヤーを付ける方法が基本ではありますが、今は目立たないように歯の裏側に付ける方法もあります。
金具とワイヤーを使わず、マウスピースを用いた方法もあります。

どの方法も、症例に応じてできる、できないがあります。

また、歯を並べたことで出来るスペースをインプラントで補うことも可能なので、よりのぞましい治療方針を立てることができます。

 

様々な治療方法、材料が使えるようになっても一番大切なのは診断につきるかと思います。
その部分に専門性を高く感じるため、私は専門医を紹介させていただいています。