セラミック治療②

こんにちは!仙台市太白区大野田、とみざわ駅前歯科院長の相澤です。

 

前回に引き続き、今回もセラミック治療というテーマでお話しさせて頂きます。

 

小さな虫歯はつめもの(インレー)での治療になります。
虫歯の部分を取りきり、穴になった部分を型採りし、人工材料で作った詰め物を接着剤で装着します。
インレーは金属材料と金属以外の材料があります。
当院で治療に用いているセラミックの材料は大きく分けると『eMaxインレー』と『ハイブリッドセラミックインレー』の2種類になります。

 

では具体的にその2種類について、なかなか違いなどが少しでもわかりやすく説明していきます。

 

『eMaxインレー』は従来のセラミックの4倍の強度を持っていると言われており、耐久性、そして審美性にもすぐれています。
ここでいう審美性とは、簡単に言えば治療した歯が本物の歯に見えるかどうかということです。

次世代のセラミッックという触れ込みでデビューしており、私の実感としても非常に優れた材料という印象があります。
色合い、透明性が高く、歯の色調の再現性が高いです。
光沢があり、歯への馴染みも良好です。
吸水性がないので変色しないことから、装着してからの綺麗さが長持ちします。
程よい硬さで噛み合う相手の歯を傷めにくいということもメリットです。
セラミックは金属に比べプラーク、いわゆる歯垢が付着しにくいメリットもあります。
そのことで、結果的に金属材料、プラスチック材料で治療した場合よりも再治療の必要が出にくいです。
結果的に歯の寿命を長くすることが最近の研究で発表されていました。

治療でお口の中に金属が入るのには抵抗がある、治療後も本物の歯に見えるような治療を希望する、そのような方におすすめします。

 

 

『ハイブリッドインレー』はどちらかというとプラスチックとセラミックの中間の材料といえます。
プラスチック系の詰め物の弱点である物性を補うためセラミック系の粒子を混ぜています。
その弱点とは、摩耗しやすい、変色しやすい、強度が不足し破損しやすいなどです。
これらの弱点をおぎなっている材料になります。
治療の費用がリーズナブルであることもメリットであると言えます。
非常に高い審美性にこだわるわけではないが、口の中に金属が見える事に抵抗がある、そのような場合に一番オススメになります。

 

ただどれだけ自然感のある材料でもその人工物を接着剤を用いて歯の形を補っているものになります。
メインテナンスが非常に大事になるということは知っておいてもらわねばなりません。