みなさんこんにちは💜仙台市太白区大野田にある「とみざわ駅前歯科」サポーターの西田です♪
スギ花粉とともに春の訪れを感じる今日この頃
私、西田は重度の花粉症なんです。。
あれは、2月中旬頃だったでしょうか
止まらない鼻水と頭重感にすっかり風邪だと思い込み受診したのですが、抗生物質を飲んでも止まらない滝のような鼻水💧 ニュースで『スギ花粉』の始まりを目にし、「あ、これか」といつもの鼻炎の薬を処方してもらい飲み始めたら、すーーっきり✌️ すこぶる元気になりました✨昨年から私に合った良い薬をもらい使用したら、花粉を忘れるくらい調子が良いんです。医学の素晴らしさを感じます✨
さて、「CAMBRA〜受講前予習編〜」と題した今回の企画は・・・
CAries Management By Risk Assessment リスク評価に基づくう蝕管理
について、来月にアメリカへ研修に行かせていただく予定の私が、予習と(受講後は)報告をさせていただきたいと思います♫
CDC米疾病対策センターによると
アメリカでは、11歳までに全体の50%はう蝕(虫歯)を経験している
85%の成人がう蝕を経験している
60%超の成人が、う蝕により永久歯を失っている
という調査結果が報告されています。
そんな虫歯大国アメリカで、今注目されている考え方がCAMBRAなのです。
これまで多くの学者の力で、なぜ虫歯になるのか??
どんな細菌が原因なのか??
う蝕病原性細菌が他の全身疾患のリスクになりうること
など、今ではたくさんのことがわかっています。
しかしながら、人が口腔内にもつ細菌の数や種類は、指紋と同じで千差万別。
食生活や習慣、既往歴や口腔内の状況はみな違います。
それなのに、『みんな同じ予防法で良いの???』
そんな疑問をかねてから持っていました。まさに、このCAMBRAは、オーダーメイドの予防プログラムと言っても良いくらい納得の理論です。
「リスク評価」
これをわかりやすく「心疾患」に置き換えてみると・・・
医師はまず、血圧とコレストロール値を測定し、以下のリスク因子を問診で調べます。
●心疾患のリスク因子
遺伝・年齢・性別・喫煙の有無・アルコールの摂取・体重・食習慣・食生活・身体活動レベル・ストレスレベル・他の疾患の罹患状況など
このリスク因子の有無に基づき、患者に対して推奨する行動を伝えます。リスクが高ければ、処方薬や食事療法のような医学的指導や運動についてカウンセリングをすることもあるでしょう。
歯科医師が行うCAMBRAは、う蝕予防に関して、このような医師による医学的評価と同様の機能を有しています。
う蝕のリスク因子に基づき、レントゲン撮影やう蝕病原性細菌量のテスト、口腔内チェックを行い
以下のリスク因子を検討します。
●う蝕のリスク因子
現在のう蝕罹患状況・現在の細菌の侵襲性(検査)・う蝕の病歴・食習慣・食生活・現在の服薬状況・唾液流出量のチェック・内科疾患・矯正装置の有無・口腔清掃習慣など
これにより、患者のリスクを
エクストリームリスク
ハイリスク
ミドルリスク
ローリスク
に分けて、その方にあった対策をするのです。
心疾患においても、医師が患者に心臓病のリスクを見つけたからといって、必ずその方が心臓病に罹患すると決まったわけではありません。リスクのある方が、改善方向にコントロールできれば予防が可能になるように・・・
う蝕のリスク因子を特定し、将来放っておくとこうなってしまうかもしれませんよ・・と示すことができるようになり、推奨すべき治療やアドバイスをすることができるようになるため、効率良く予防・抑制することができるようになるのです。
「疾患の予防の基本は、個人の疾病に対するマイナス要因をコントロールして、プラスの要因を増強するというバランスの上に成り立っている」 このバランスを可視化したCAMBRAを提唱した
カリフォルニア大学サンフランシスコ校歯学部長のJohn D.B Featherstone教授と臨床への応用に尽力されている複数のドクターによって、米国でもっとも注目されている概念です。
来月の受講に向けて、さらに学びを深め、挑んで来たいと思います!それではまた( ^_^)/~~~