続き:CAMBRA受講前の予習編PART10『抗菌剤〜次亜塩素酸ナトリウムについて』

こんにちは♫仙台市太白区大野田にある『とみざわ駅前歯科』サポーターの西田でっす😁✌️

 

朝晩の冷え込みがいっそう強くなってきましたね〜 食べ物も美味しいこの時期、体はたくましくなるばかりです)^o^(

コロナウイルスに加えてインフルエンザも心配になるこの時期・・体力、免疫をつけて負けない体づくりをがんばりましょう🤗

 

 

さてさて勝手にシリーズでお伝えしている『CAMBRA 』についてです♫

CAMBRAとは、CAries Management By Risk Assessment :リスク評価に基づくう蝕管理のことで、

アメリカで主流となっている考え方です。

 

う蝕(虫歯)の防御因子について

 

『防御因子』・・・単純に定義すると、患者が病気に向かうよりも、健康に向かうことにかかわる因子のこと。たとえば、健康的な食事や運動は心疾患に対しての防御因子を利用した食事療法や運動療法がすでに利用されています。歯科においても、防御因子を利用した療法は多数存在し、将来的な口腔環境のアンバランス予防にもつながります。

pHの中和 フッ化物 キシリトール 抗菌剤

 

前回は、抗菌剤についてお伝えしましたが

今回は・・・その中で効果の高い『次亜塩素酸ナトリウム』について

 

う蝕(虫歯)はバイオフィルム感染症ですから、強力な酸化剤で処置するのがもっとも強い抗菌剤であると言えます。

0.2%次亜塩素酸ナトリウム洗口液は、曝露された細菌を残らず殺菌します✨

 

ただし、味覚以上が発生するために・・・年齢を考慮したり、細菌量を見極め、抗菌剤を用いた治療がその患者さんにもたらす利益をよく検討した上で使用すること望ましいとされています。

 

 

アメリカの検証機関が、pH12の0.2%次亜塩素酸ナトリウム洗口液の抗菌作用と抗う蝕作用について検証する臨床試験を行いました。

・1日2回30日間  0.2%次亜塩素酸ナトリウム洗口液で洗口する

試験開始前と終了後に各患者のプラークサンプルを回収し、細菌叢の特定と密度の変化を検証しました。

その結果・・・口腔内のバイオフィルムからう蝕病原性細菌を除去または減少させ、その上病原性細菌を日病原性細菌に置き換える可能性を示しました⭐️

 

 

0.2%次亜塩素酸ナトリウム溶液を用いた洗口は、う蝕以外でも処方されることがあります。

・口腔内の潰瘍(びらん)

・歯周疾患

に対しても優れた効果が認められています。

 

う蝕治療、根の治療、ブリッジや被せ物、インプラントなど歯科治療を受けている多くの患者さんにとって、口腔内の微生物を現象させる目的で、ホームケア用に0.2%次亜塩素酸ナトリウム洗口液の活用をおすすめします♫

 

 

当院では、感染対策、う蝕病原菌・歯周病原菌の減少を目的として

診療前に『次亜塩素酸ナトリウム洗口液』でのうがいをしていただいております。

 

私は、ホームケアでのうがいだけでなく、次亜塩素酸ナトリウムを用いてお家中の殺菌(濃度調整をして)にも活用しています😄✌️ みなさんも是非!