歯を抜いたそのあとは?

こんにちは♪ 仙台市太白区大野田にあるとみざわ駅前歯科サポーターの西田でっす✌︎

オリンピック✨が終わってしまいましたね〜〜😭 「オリンピックおばさん」と家族に呼ばれるほどオリンピックに見入っていました。 何年も人生をかけて毎日血の滲むような努力を続けて、それでもほんの一握りの人しか手にすることのできない出場権を獲得した選手達による一発勝負の日。

力を発揮し結果を残す人

力を発揮できず涙する人

様々でしたね。一緒に泣いていました😂

ひとりの選手の後ろには、家族や仲間、支援者など多くの人の期待を背負い迎えたオリンピックという舞台には、夢がありますね。

オリンピック期間中の観戦中は、どうしても体に力が入り、筋肉痛になる日々でしたが、私に夏の熱い思い出をくれて感謝しています😁

 

今回は『歯を抜いたら、そのあとはどんな処置をするのか?』についてお伝えしたいと思います。

歯を抜く原因は様々です。

厚生労働省が出している「e-ヘルスネット」の情報によれば、2018年の調査では

歯周病 37%

むし歯 29%

破折  18%(むし歯由来で神経を失った歯が脆くなり、破折したケースも含む)

その他 8%

ほかに、埋伏歯や矯正での抜歯など

というデータがあります。

 

抜歯という選択肢を取らざるを得ない場合、抜いた後の隙間を埋めるため(上下がしっかりと噛み合い均衡のとれた咬合を回復させるため)に、なんらかの方法をとる必要があります。

 

(歯科医師がこのままでもいいですよ、と言わない限りは)絶対に処置を受けてくださいね。

 

放っておくと、次第に、隣の歯が倒れてくる・・ 噛合わせの反対側の歯が伸びてきた・・・なんて大変なことになり咬合の崩壊が始まってしまいます💦

 

 

① 「ブリッジ」(保険・自費)

抜いた歯の両隣の歯を削って形を整え、支台にします。「橋」の名前の通り、この両隣の支台に支えてもらい連続した補綴物(ブリッジ)を装着します。1本の歯が抜けてしまった場合、支台も合わせて3本分の歯がつながった形になるわけですから、運命共同体とも言えます。 支台にかかる負担は相当なもので、歯の寿命も短くなる可能性があります。また、つながった形のために、清掃性を悪くなり、リスクは高まります。もちろん、適切なケアの方法について指導があります。

一番奥の歯が抜けた場合は、一方にしか支台を作れないために難しくなります。

②「入れ歯」(保険・自費)

言わずと知れたあの入れ歯です。欠損した場所を補うために取り外し可能な補綴装置です。残っている歯に金具をかけたり、多少の負担をかけることにはなります。部分的なものやすべての歯を失った場合には総入れ歯が入ります。 入れ歯を装着した場合、その違和感に慣れること、食べ物を選ぶ(くっつきやすいものや硬すぎるものは避けるなど)ことに苦労される方を多くおられます。

徐々に慣れていく方が多いです。 発音に影響したり、や飲食物の温度を感じづらいという可能性があります。

③「インプラント」(自費)

欠損した部位に、外科的手術を用いて人工歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に補綴物を装着するものです。骨の状態などにより、手術ができるかできないかなどを検査で診断し、術前処置→1次手術→(2次手術)→補綴装着→メンテナンス という流れです。期間を要し、保険が使えないことから選択される人は多くはありません。 ただ、ブリッジや入れ歯のデメリットを補う欠損補綴の治療法として、有効なものです。これ以上、他の歯を削ったり、負担をかけることは歯の寿命を左右しますので、他の歯に負担をかけずに、失った部分だけを回復させる手法として注目されています。

外科的手術も伴う、自費診療のため医院によって金額が違うなど不安を感じられる方もいます。よく担当医とご相談されることをおすすめします。

 

このように、欠損した場所を補うための方法には、メリットデメリットがあり、その人によって、その歯によって、結果は様々です。かかりつけの歯科医師(カウンセリング担当)としっかりご相談の上お決めくださいね。

くれぐれも抜きっぱなしだけはいけませんよ。

 

そして、何より抜かないで済むよう健康な歯を残せるメンテナンスの継続でご自身の歯を守っていきましょう♪