お口のなかの生き物たち

こんにちは♪ とみざわ駅前歯科サポーターの西田です😃

秋〜🍁 美味しい食べ物がいっぱいで大好きな季節です❤︎ 美味しいものをたくさん食べるには、健康なお口が大事!! ということで今日もお口の話題をお届けします。

 

新型コロナウイルスの感染拡大が始まった昨年から、わたしたちはマスクを着用するようになりましたね。 鼻と口をしっかりと覆う必要性については、今では世界中の人が知っています。

鼻と口に存在する菌の数が非常に多くて密度の濃いものだからです。

 

鼻<口

 

口の中の細菌数は身体中に存在する細菌の中でも桁違いに多いのです。

虫歯や歯周病の原因となる菌はもちろん カンジダ菌、黄色ブドウ球菌、緑膿菌、肺炎桿菌、インフルエンザ菌など、全身疾患の原因菌も含まれています。ですから、免疫力が低下すると菌も増殖し、病気を引き起こすことがあるのです。

 

よく歯を磨いている人でも、菌の数は数千億個😅

ほとんど磨いていない人にいたっては、なんと1兆個とも言われています。

 

お母さんの胎内にいた赤ちゃんは、無菌だったのに・・

お母さんや家族から、感染してしまうんです。

 

わたしたちの歯科医院では、位相差顕微鏡でお口の細菌を実際に見て、その細菌数、種類、活動性を調べたり、シルハという唾液検査からも細菌数の状況を知ることができます。

 

実際に、ご自身のお口の中にいる細菌を見たことはありますか❓

うちに通われている大人の方は、経験済みかと思いますが、初めて見た方は、きっと衝撃を受けます😫

私も、はじめて自分の口腔内細菌を確認したときは・・・絶句しました。

 

こんなに微生物を口の中で飼っていたなんて。。。💧

 

患者さんでも、目の当たりにした自分の細菌に驚き、意識が変わる方は多いです。

 

 

腸内など体内には免疫機能があって、うまく細菌を制御し均衡が保たれていますが、お口の中で制御を行うものは、『唾液』しかありません。

 

さらに、口腔内細菌は、互いに結びつき、組織化した凶悪集団

『バイオフィルム』を形成し、悪さをします。

 

だからこそ、直接的に細菌たちにアプローチするお口のクリーニングが必要になってくるのです。

排水溝のぬめりや強固にこびりついた細菌たちは、ただ水を流すだけでは落ちませんよね。

機械的に除去すること
これがとても大切なんです!

 

歯科衛生士が、おひとりおひとりのお口の状態(歯周病、虫歯リスク、歯磨きの状況、炎症・・)にあわせてクリーニングを行っていますが、「クリーニング」というより、このバイオフィルムを破壊し除去してお口の均衡を保ち、健康をサポートしているのです。

 

中には、歯科医院でのクリーニングをたんなるお口の掃除と捉えている方もいらっしゃるかもしれませんが・・実はとても重要な役割を担っているのです❗️

 

お口を清潔に保ち、適切な頻度でメンテナンスを受け、ご自身のホームケアもしっかりされている方は、風邪などの疾患にっかるリスクも減らせます。

 

細菌、ウイルス、手洗い、うがい、マスク・・

感染対策に関心がある今だからこそ、お口の細菌のことも考えてみてくださいね。