こんにちは。歯科衛生士の水野です。
毎日寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?コロナウィルスの感染者数も増えてきており、心配な日々が続いていますね。感染対策をしっかりして、体調を崩さないようにくれぐれもご自愛ください。
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さて、今回は〝歯茎のツボ〟についてお話しさせていただきます。
手や足のツボは、よく耳にする事が多いかと思いますが、歯茎も、臓器と密接に繋がっている事をご存知でしょうか?
歯茎にあるツボは、40以上と言われており、歯茎の根元(齦頬移行部・・ぎんきょういこうぶ)や歯と歯肉の境目をマッサージする事で、たくさんの効果を得る事ができるのです。
例えば、上下左右の前歯の根元は、耳と泌尿器のツボです。そこから歯肉を伝っていくとあたる歯肉の根元には、腎臓と膀胱のツボがあります。ツボは奥歯まで並んでおり、一番奥の親知らずの根元には十二指腸や肩・ひじのツボが、その歯茎の根元には心臓・小腸のツボがあります。
マッサージの効果を上げると
・唾液分泌促進
・血行促進
・リラクゼーション効果
などです。最近では、アンチエイジング効果も期待できると言われています。
歯茎の中には、毛細血管やリンパ管が張り巡らされており、歯茎に適度な刺激を与えることで血流やリンパの流れが活発になります。
歯茎に新鮮な血液を送り込むことで、ハリと健康的なピンク色を維持でき、リンパが老廃物を回収することでブヨブヨした歯茎をキュッと引き締めてくれるのです。
ここまで、歯茎のツボを刺激する、歯茎マッサージの効果についてお話しましたが
では、どうやって自分でマッサージしたらいいのか、を簡単に説明させていただきます。
歯磨き後、きれいに手を洗い、人差し指の腹を使ってマッサージしていきます。上の前歯の中心から奥歯に向かって歯茎の表面を小さく丸を描くようにクルクルと動かしていきます。上下左右同じように行います。
爪を立てない事と、力を入れすぎないよう気持ちがいいくらいの強さで行って下さい。
歯茎のマッサージを行った後は、口の中や口の周りがポカポカとあたたかくなるので気持ちがいいです。特に、お風呂の中で行うとさらに血行が良くなり、同時にリラックス効果も倍増しますのでオススメです。
歯ぐきマッサージの時に殺菌作用・抗炎症作用があるジェルをつけてマッサージするのもオススメです。マッサージ後のサッパリ感も増します!
当院でも取り扱いがございますので、ご興味のある方はお気軽にお声がけください。