みなさんこんにちは!青葉会事務協の庄子です!仙台市太白区とみざわ駅前歯科をいつもご利用いただきありがとうございます!
多くの方が「甘いものは虫歯になる」と聞いたことがあると思います。わたしも小さいときに母親からよく言われていました。まぁ、分かっていてもアイスクリームを食べまくる子供でした。だって虫歯になるからと言ってあんなに美味しいものを食べられないなんて人生損してしまいます。でも私は歯を犠牲にしてアイスクリームを食べ続けていた訳ではありません!私は虫歯で歯が痛くなった事は1度もありませんし、銀歯を入れたり神経をとったり歯を抜いたことも1度もありません。今日は虫歯のでき方と「歯にいいおやつ・悪いおやつ」を紹介していきます。
まず、虫歯のでき方です。これをしっかり理解することが虫歯を作らないためには重要です。
虫歯の前提としては「歯」があることが条件です。当たり前ですが、歯がなければ虫歯にはなりません。
次の3つの要素が重なったときに虫歯が出来ます。
①細菌
②糖
③時間
食事をすると、口の中の細菌(虫歯菌)が食べ物の糖分を栄養にして酸を作ります。この酸が歯を溶かします。これが基本的な虫歯のでき方です。
糖が入っているものを食べたら必ず虫歯になってしまうのでしょうか?と思ってしまいますが、歯はこんな力を持っています
↓
再石灰化(さいせっかいか)
これは酸によって溶けた歯を元に戻す作用です。食事で虫歯菌により口の中が酸性になって歯が溶けても、唾液の力で酸を中和したりフッ素の力で歯は元に戻るのです。
じゃあ再石灰化があるなら安心ではないですか(*’ω’*)!!と思わないで下さい。
例えば・・再石灰化を促す唾液が少ない人や、夜の唾液があまりでない時間はどでしょう?
→虫歯にとてもなりやすいです。夜にお菓子を食べて歯を磨かずにそのまま寝てしまったら
・・虫歯菌が喜んで酸をだし歯を溶かします。でも唾液は夜お休み中なので出てくれませ
ん。溶けてもとに戻れない歯は溶けたままです。これを繰り返していたらいつか大き
な穴があいてしまいますね。
では夜は気をつければいいのですね!!と安心しないで下さい!
例えば・・常に甘いお菓子を食べたり、ジュースを飲んでいたらどうでしょうか?
→虫歯菌が糖を餌にして酸を出します。そして立ち向かい戦う唾液・・しかしまたジュース
が~~(>_<)と、歯が再石灰化をすることが出来なくなってしまいます。これではいずれ
大きな穴があくでしょう。夜じゃなくても食事の回数が多いと虫歯の原因になってしまう
のです。
他にも虫歯の原因は歯並びや歯の質なども影響することがあります。
虫歯にならないようにするためには、原因となる菌を減らす・食生活の改善が大切です。
歯に良いおやつ・悪いおやつ
歯に良いおやつ
・りんごや煮干しなどよく噛んで食べられるもの
・ナッツ・チーズなど虫歯菌が「酸」をつくれないもの
・ヨーグルト、アイスクリームなど長い間口の中に留まらないもの
・水やお茶
もしかしたら私が虫歯にならなかったのは「アイスクリーム」が長時間口の中に留まらないものだったからかもしれません。もちろんハミガキをしっかりやっていたのでそっちの方が効いていたのだと思いますが(/・ω・)/
歯に悪いおやつ
・キャラメルなど歯にくっつきやすいもの
・キャンディーなどずっと口の中に入れておくようなもの
・砂糖が入っているガムやチョコレートなど「酸」を作りやすいもの
・ジュース、乳酸飲料、イオン飲料など
歯に悪いとされているおやつでも、時間を決めて与えたり、ハミガキやフッ素でお手入れすればある程度は虫歯を予防することは可能でしょう。歯に良いおやつでもハミガキやフッ素をおろそかにしてはいけません。虫歯菌が多いと虫歯になりやすので歯医者さんで出来る虫歯菌チェックをやってみるのもいいでしょう。虫歯のなりやすさのリスクを知る事は大事ですからね!
いつも定期的にフッ素を塗りに通っているのに虫歯になってしまう・・・と悩んでいる時は、食生活は問題ないか見直してみましょう(^-^)