歯の着色🦷

こんにちは、衛生士の富岡です🎐
みなさん、今年の夏はいかがでしたか?私はお盆休みに実家のある青森に帰省しました。お寺とお墓参りに行き、いとこや高校の同級生とも顔を合わせることができ、とても充実したお盆休みになりました😌夏は蚊に刺されることが多かったのですが、今年はまだ1回も刺されてないので、このまま乗り切れたらなと思います🦟

さて、今回は着色についてお話しします。
前まで白かった歯がだんだん茶色くなってきてしまった…という患者様からの声をよく聞きます。特に前歯に着色が付くことが多く、気になりますよね。

それでは、なぜ歯の表面に着色するのかをお話ししていきます。
歯の表面はツルツルしているというイメージをもつ方が多いかなと思います。実は歯の表面には細かい溝や穴があります。そこの隙間に着色がついてしまいます。そのため、その人の歯の状態によって着色のつき方には個人差があります。
着色するものとして代表的なものには、たばこ、コーヒー、ワイン、お茶などがあります。タバコを吸っていなくてもそれ以外の物で着色がついてしまうこともあるんです。
これらに含まれる渋味の成分のタンニンにはカルシウムや鉄などの金属イオンと結びつきやすく、歯の表面に沈着すると、とてもとれずらいという性質があります。あとの原因としては治療で白い詰め物(レジン)などの修復物の変色、歯の中から色が変わることもあり加齢や歯の神経の病変、薬などといった要因もあります。磨き残しで歯茎の境目あたりが黄色くなることもあります。

着色を取る方法には何があるかお話ししていきます。
先程お話しした修復物の変色や虫歯は治療して新しく詰め直していきます。その他の着色は歯科医院で専用の器具や機械を使用して除去します。方法としては、まず荒い粒の研磨剤で歯の表面の着色を落とし、次に細かい粒で滑らかな最終仕上げペーストで歯の表面を磨き上げます。歯に対してトリートメント効果があり、歯の細かい傷が少しずつ埋まっていきます。継続してクリーニング続けていくことにより、着色がつきにくくなります。また、歯の表面がツルツルのなることによって細菌の付着を抑え歯垢がつくられにくくなり虫歯のリスクを減らすことができます。
また、市販の歯磨き粉でもホワイトニング効果のあるものや歯の表面を磨くグッズなどがありますが、それらを使いすぎると着色が付きやすくなることもあります。なぜかというと、歯磨き粉の成分には研磨剤というものがあり、それが多く入っていたり、意識しすぎて強く磨いてしまったりして歯の表面を傷つけてしまうことがあるからなんです。研磨剤でも低研磨と書いてあるものもあるので、よく見て購入しましょう。