歯周ポケットって何?

みなさんこんにちは!青葉会事務局の庄子です!仙台市太白区とみざわ駅前歯科をいつもご利用いただきありがとうございます!

みなさん「歯周ポケット」って聞いた事ありますか?歯科で最初に検査をする時に歯周ポケットの検査をします。ですのでこれから歯科医院に通おうと思っている方は歯周ポケットのことを少しでも把握しておくと先生や歯科衛生士からの説明も理解しやすいので参考に是非読んでくださいね!!

歯周ポケットとは?

では最初に口の中の「歯」を想像して下さい。歯の周りには歯茎がありますよね?そして歯と歯茎の間に溝があります。これを歯肉溝と言います。この溝の深さですが、健康で正常な状態であれば1~2mmくらいです。しかし、歯を支えている骨が歯周病で溶けてなくなっていくと・・・だんだんとこの溝は深くなってしまうのです。4mm以上で歯周病が始まり注意が必要で、6mm以上になってくると・・・歯周病はだいぶ進行していて重度の歯周病と言えるでしょう。

4mm以上歯肉溝が深くなると炎症で歯肉が腫れて膨らんでいき、洋服についている「ポケット」みたいになるので、深くなった歯肉溝を「歯周ポケット」と呼んでいるのです。

歯周ポケットの検査

最初に説明したように、初めて来院した方や定期的に検査をする時に「歯周ポケット」の検査を行っていきます。どのように行うかというと、プローブという細長い道具を使って歯肉溝が何ミリあるかを調べます。

健康な歯茎

 

歯周病が進行している場合

歯1本1本調べていきます。炎症があると歯茎から出血する場合もあるのでそれも記録しておきます。このように歯周ポケットを調べておくことで歯周病のリスクが分かりますし、再度歯周ポケットの検査をすることで改善したかどうか確認することができます。とっても重要な検査で、この検査をしないと健康保険を使って歯周病の治療(歯石除去など)ができないのです。

歯周ポケットができると起きるトラブル

①歯が冷たいものでしみやすくなります

歯周病で歯を支えている骨が溶けていくと歯と歯肉のくっついているところが剥がれていき、歯周ポケットができていくのですが、そうすると水に敏感な歯の根元の部分に水などが入り込み、歯がしみやすくなってしまいます。

②汚れがたまりやすくなります

歯周ポケットができるところは、歯ブラシが当たりにくかったりなどで元々しっかりメンテナンスができていなかったところでしょう。そうすると、歯周ポケットができてしまうと、さらに歯ブラシが当たりにくく、汚れが溜まっていくような悪循環になってしまいます。

③腫れや口臭の原因にも・・

汚れが溜まりやすと歯肉も炎症を起こして腫れてきます。そしてまた骨が溶けていき・・また歯周ポケットが深くなり・・これを繰り返せば歯周病はどんどん進行してしまいます。歯を支えている骨がどんどんなくなれば、歯は支えがなくなるのでグラグラ揺れてきてしまい・・最終的には歯が抜けてしまうこともあります。

また、歯周ポケットができればそこに細菌がたくさん住みつきます。そうすると口臭の原因にもなるんですね。

 

歯周ポケットをつくらないように日々歯のお手入れをおこなうのがとても大事になります。歯周ポケットがすでにある方は、これ以上進行しないように歯科医院で継続したメンテナンスが必要になります。美味しい食事を楽しんだり、気兼ねなく笑ったりお喋りができるように歯の健康を守りましょう!!